■ Q&A
「固有種」ってなんですか?
特定の地域にしか分布しない種のことを「固有種」といいます。
アマミノクロウサギ、トゲネズミなどがこれにあたります。
→天然記念物・レッドリスト
奄美にはどの様な固有種がいるのですか?
→天然記念物・レッドリスト
何故奄美には固有種が多いのですか?
奄美諸島には、地球上でここだけにしかいない生き物がたくさんすんでいます。
これは、この島がきわめて古い時代にできあがり、海に隔てられていたためと考えられています。
奄美を含む琉球列島はその昔、大陸と地続きでしたが、氷河期が終わり、海面上昇で島となりました。
大陸では滅んでしまった動物も、競合する生き物や天敵の少ない環境の中で、独自の進化を遂げ、今の時代まで生き残ってきたのです。
「外来種」ってなんですか?
もともとその土地にいる生きものを「在来種」と呼びます。
もともとその土地にいないのに、人間によって持ち込まれた生きものが「外来種」と呼ばれます。
アマミノクロウサギは「在来種」マングースは「外来種」です。
外来種が放たれると、在来種を食べたり、在来種から餌や暮らす場所を奪ったり、在来種と交雑したりします。
その結果は、在来種の減少、絶滅、遺伝子の喪失、地形や環境を変えてしまうなど深刻な問題を引き起こしています。
今や日本は外来種天国。交通機関の発達により、速く、大量に、そして安易に生きものが持ち込まれ続けています。環境省の資料によると、確認されている外来種は、哺乳類などの脊椎動物で108種、昆虫類で254種、植物で1,553種。
奄美も例外ではありません。ハブ退治目的のマングース、観賞用のニシキゴイ、食用のヤギ、防風目的のモクマオウなど。
→外来種
「レッドデータブック」「レッドリスト」って何ですか?
レッドデータブック(RDB)とは絶滅のおそれのある野生生物の種についてそれらの生息状況等を取りまとめたものです。
レッドリストは、レッドデータブックに掲載する絶滅のおそれのある野生生物の種のリストのことです。
いずれも環境とともに変化する野生生物の生息状況をふまえ、定期的な見直しが必要です。
全世界レベルのレッドデータブックを編纂しているIUCN(国際自然保護連合)では、より定量的な評価基準に基づく新たなカテゴリーを平成6年に採択し、リストの見直しを行ないました。
日本でも環境省が、平成7年よりレッドデータブックの見直し作業を開始し、平成12年4月までに動植物全ての分類群についてレッドリストを作成、公表しました。
また、新しいレッドデータブックは現在、爬虫類・両生類・哺乳類・植物I・植物II版が刊行されています(平成14年6月現在)。
鹿児島県では、鹿児島県レッドデータブック動物編と植物編を、それぞれ平成15年3月に発行しました。
[新たなカテゴリーとその定義]
●「絶滅(EX)」
我が国ではすでに絶滅したと考えられる種
*旧カテゴリー:絶滅種(Ex)
●「野生絶滅(EW)」
飼育・栽培下でのみ存続している種
*旧カテゴリー:なし
●「絶滅危惧I類(CR+EN)」
絶滅の危機に瀕している種
○「絶滅危惧IA類(CR)
ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種
○「絶滅危惧IB類(EN)
IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種
*旧カテゴリー: 絶滅危惧種(E)
●「絶滅危惧II類(VU)」
絶滅の危険が増大している種
*旧カテゴリー:危急種(V)
●「準絶滅危惧(NT)」
現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅 危惧」に移行する可能性のある種 *旧カテゴリー: 希少種(R)
●「情報不足(DD)」
評価するだけの情報が不足している種
*旧カテゴリー:なし
●付属資料「絶滅のおそれのある地域個体群(LP)」
地域的に孤立している個体群で、絶滅のおそれが高いもの 地域個体群(LP)
*旧カテゴリー: 地域個体群(LP)
「天然記念物」って何ですか?
文化財保護法では、文化財を「有形文化財」「無形文化財」「民俗文化財」「伝統的建造物群」及び「記念物」と定義し、これらの文化財のうち、重要なものを重要文化財、史跡名勝天然記念物等として国が指定選定し重点的な保護の対象としています。
また、文化財の指定、選定及び登録は、文部大臣が文化財保護審議会に諮問し、その答申を受けて行うこととされています。
*これらのうち「記念物」とは、以下の文化財の総称です。
1、 貝塚、古墳、都城跡、城跡旧宅等の遺跡で我が国にとって歴史上または学術上価値の高いもの
2 、庭園、橋梁、峡谷、海浜、山岳等の名勝地で我が国にとって芸術上または鑑賞上価値の高いもの
3 、動物、植物及び地質鉱物で我が国にとって学術上価値の高いもの
国は、これらの記念物のうち重要なものをこの種類に従って「史跡」「名勝」「天然記念物」に指定し、これらの保護を図っています。
そのうち特に重要なものについては、それぞれ「特別史跡」「特別名勝」「特別天然記念物」に指定しています。
「天然記念物」の種類別指定件数(平成12年4月1日現在)
分類 件数
動物 191(21)
植物 534(30)
地質・鉱物 211(20)
天然保護区域 23(4)
合計 959(75)
*( )内は特別天然記念物で内数。
*参考:→文化庁ホームページ
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